Windows10の檄重(メモリもディスクも)を解消してみる2020 – Antimalware Service Executableの対処も

社内のPCが檄重で作業できないとのヘルプ。
とりあえず引き取ってタスクマネージャーをのぞいて見ると、メモリとディスクがほぼ100%。
まぁこれは動きませんね。

マシンスペックは2017年購入国産メーカーのWindows10。core i5でメモリ4GB、HDD500GBだったかな。
用途はインターネットとExcel・Wordの文章作成、それから業務システムだけど、そんなにヘビーに使われることはない。
そんなに悪くもないけど、ちょっとメモリが厳しいかな。

ディスク100%を解消する

ほんとうは先にメモリの方をどうにかしたかったのだけれど、下記の対処のうち「Symantec Endpoint Protectionをインストール」がどうしてもうまく行かなかったので、さきにこっちから対処することにした。

タスクマネージャーをながめているといつものごとくWindows Update系が結構くってる。
Windowsの設定から更新を確認しにいくと、結構更新が溜まっていた。
時間がかかるのは覚悟で一つ一つ更新していくことにする。
1909の更新もあったのでこいつまでやっつけた。(業務システムが対応したとアナウンスがあったので)
これでディスクは一息ついた。

メモリ100%を解消する

メモリを大きく喰っているAntimalware Service Executableの対処。
そもそもこいつは何だって調べて見ると、Windows Defenderについてるバックグラウンドで動くプログラム何だとか。
こちらが作業するためにも、ちょっと空きを作りたいのだけれど、結構苦戦した。

Antimalware Service Executable

タスクマネージャーからAntimalware Service Executableを落とそうとしてみるも、あえなく拒否される。
ねっとで調べると、Antimalware Service Executableが自分自身を調べにいっちゃうこともあるようなので、Windows Defenderの除外リストに追加するという方法が有効な場合があるらしい。
ネットの情報を参考に、パスを合わせて除外リストに追加してみる。
タスクマネージャーのメモリ使用量はあんまりかわってない。

もう一度プロパティから確認してみたら、そもそもパスが違った。
MsMpEngというファイルを除外するのだけれど、こいつが他の場所にもあって(バージョン違い?)、そっちの方が現在動いているやつで、除外リストに追加しなきゃいけないやつだった。
ということで修正して追加。
これで改善するかと思ったが、やっぱりタスクマネージャーのメモリ使用量はあんまりかわってない。

Symantec Endpoint Protectionをインストール

考えてみたらWindows Defenderは他のセキュリティソフトと共存するときに途端に大人しくなるのだった。社内ではSymantec Endpoint Protection14.2を使っているはずなので、それを確認。(タスクマネージャーもSymantec Endpoint Protectionが出てこない時点でなにか変な気はしていたのだけれど)

確認してみると、Symantec Endpoint Protectionはインストールされているけど、なんかの理由で有効化されていない。有効化しようにも他のSymantech製品がどうとかで(他に入ってないはずなんだけど)有効化できない。
しかたないので、一度アンイストール→再起動→インストールしてみる。
(そもそも動作が遅くなっている影響もあるのかインストールに失敗を何度か繰り返した)
なんとかかんとか、Symantec Endpoint Protectionをインストールしてタスクマネージャーを確認。
メモリの使用量はあいかわらず高いけど、Antimalware Service ExecutableはいなくなってSymantec Endpoint Protectionのメモリ使用量はAntimalware Service Executableの半分くらいになった。

もうちょっと他のとこもやってみる

ここまででかなりましになったのだけれど、もうちょっと。

Windowsの更新をする

手動でWindowsの更新をかける。
終わったと思っても再起動してもう一度確認するとまた更新があったりするので何度か確認して更新。いけるとこまでは更新できたと思う。

いらないファイルの削除

一時ファイルとか、ゴミ箱とか、それなりに溜め込んでたのでついでにばさっと削除。

Sysmainの停止

今回の対象マシンが、そもそもメモリが4GBだしSysmainの停止しちゃってもいいかなと。
コマンドプロンプトから停止。
したら、PC再起動で復活。考えてみたら当たり前ですね。
コンピューターの管理から「スタートアップの種類」を「停止」に変更。これで再起動で立ち上がらなくなった。

ネットで調べると、他にも色々方法はあるみたいだけど、とりあえずここまでで普段使いには問題ない程度になったので、まずはよしとして持ち主に返却した。
PC起動時にもたつくのはちょっとしょうがないかなってことで勘弁してもらう。
全体的に原因を考えると、なんか単純に日々のメンテナンス不足のような気もしてちょっと釈然としない気分。
どちらかというと自分で対処するのが苦手なユーザーにはむしろちょっとスペック高め(SSDでメモリ8〜16GB)のPCを渡しといた方が、後々のメンテナンスの時間考えるとコスパがいいように感じる。
まぁ、そのために予算もらうのもまた大変なんだよね。

参考サイト