Google Chromeが急に開かなくなったのはSymantec Endpoint Protection14のためでした

Google Chromeが開かない

社内のPCでGoogle Chromeが開かないという相談を立て続けに受ける。
自分のPCは不都合なくChrome使えているし、何のことだろうと見に行くとGoogle Chromeは立ち上がるが「このページを開けません」と表示され、ページの内容を表示することができない、ということらしい。
ちなにこういう場合、ヘルプは「Google Chromeが開かない」ではなく「インターネットが見られない」という風にやってくる。

ということで、まずは

  1. 社内のネットワークには問題なく接続できる
  2. 他のブラウザでは問題なく閲覧できる

ということを確認して、問題はGoogle Chromeで起きていることを切り分けた。
ちなみにできる人はGoogle Chromeのアンインストール → 再インストールをしてみたけどやっぱり駄目だったらしい。

原因と対応策

調べてみると、どうやら社内のPCに導入しているSymantec Endpoint ProtectionのバージョンとGoogle Chromeのバージョンのかみ合わせが悪かったらしい。
大多数で入っていたSymantec Endpoint Protectionのバージョンは14だったのだが、これとGoogle Chrome78.Xの組み合わせで発生するとのこと。

Symantec Endpoint Protection14をSymantec Endpoint Protection14.2以降へアップすることで対応できた。
Symantec Endpoint Protection14.2にアップグレードが行えない場合の方法もSymantecのサポートページにあったけど、今回は14.2にアップできたので無事対応完了。
サポートページ見るとMicrosoftのEdgeでも起こるらしい。

Google Chrome78は10/22(2019年)に正式リリースされ、自動でアップデートされたりしていると、急にGoogle Chromeが開かなくなってびっくりしたというわけ。
ちなみに12/10(2019年)にGoogle Chrome79がリリースになった模様。(自分のPCは79になっていた。)

実はこの問題、10月の段階で社内に資料配布していた。(面倒なのでbatファイル作って簡単にSymantec Endpoint Protection14.2にできるようにした)
Google ChromeのバージョンアップがPCによってまちまちなので、問題の発生するタイミングがバラバラだったのと10月のひと山を越えてからすっかりおとなしくなっていたのですっかり忘れていた。
Windowsのバージョンアップもあったようだし、Google Chromeは79になっているし、その辺が原因なのか12月に入ってからやけに頻発。
ついでにいうとSymantec Endpoint ProtectionのバージョンはSymantec Endpoint Protectionを立ち上げてヘルプ → バージョン情報で見られます。

参考サイト