複合機でスキャンができないのはSMBv1が無効になっていたからだった

複合機でスキャンの設定がうまくいかない

社内の入れ替えの入替を進めていて、最近複合機のスキャンの設定がうまくいかないことが増えた。
2台ある複合機のうち、片方(新しい複合機)には設定できるのにもう片方(古い複合機)は設定できないという現象。

設定できない古い複合機で見られるのは以下の症状。

  1. WORKGROUPは選べる
  2. WORKGROUPから目的のPCは見つけられる
  3. 目的のPCの共有フォルダ(スキャンデータを入れる場所)にはたどり着けない

上の手順だとWORKGROUPから名前(パス)で探しに行くみたいだから、試しにIPアドレスで探しにいってもやっぱり目的のPCの共有フォルダにスキャンデータの保存はできなかった。
複合機からはき出されるエラーは、SMBサーバのどうたらこうたらということで、ユーザー名間違えたかなとか考えたり修正したりしたけどいっこうに改善せず。
もう1台には設定できるから運用はできるので、まぁいいかと若干放置気味だった。

SMBv1が無効になっているのが原因らしい

どうもSMBv1が無効になっているのが原因らしい。
SMBってなんだっけってことでは、

Server Message Block (SMB) は、主にWindowsを中心とした環境でLANを通じてファイル共有やプリンタ共有などに使用される通信プロトコルの総称。OSI参照モデルでは第7層アプリケーション層に該当する。認証つきプロセス間通信機構としても動作する。
Server Message Block – Wikipediaより

ということらしい。
MacだとAFPでつないでた気がする。

それでこのSMBのv1っていうのに脆弱性があって、新しいWindowsだと初期状態ではSMBv1が無効化されているらしい。
だからWindows7を10(今更!)にしたとか、Windows10のPCを新たに買ったとかだとSMBv1が無効になっていると思われる。
メーカーサイトで調べてみたら、古い方の複合機がSMBv2に対応していないことがわかった。つまりきっとSMBv1でやってると言うことなんだろう。
一応「プログラムと機能」の「Windowsの機能の有効化または無効化」から有効にすることは可能みたい。
けど、脆弱性があるっていうのがわかってて無理に有効化するかどうかと考えると、ちょっとなと印象。新しい方の複合機で対応できるならそれで済ましたいというのが本音である。

PCの入れ替えが進んで、社内のWindows7がほぼなくなったので気分的には楽になった。

参考サイト