サイト管理するうえでSEOは必要なものになってくる。主に受け手にとってという意味において。
制作サイドに長くいたせいか、デザインとSEOというのは相容れないことがあって、その場合は検索エンジンよりも、ユーザーにとっての見やすさや使いやすさを何も考えずに優先したくなる。
結局ユーザーに伝わらないと意味ないし、どのようにどれだけコンバージョンを達成できるかの方が大事だ。
ところが管理する側に回ってると、そうとばかりも言っていられないことが出てくる。
サイトの評価を検索順位にだけ求められた場合。
むろん検索順位以外の数値も出してサイトの現状の評価点や改善点を示すのだけれど、SOE神話とか信仰のような検索順位がすべて、といった価値観の人っていうのもいまだ少なからずいる。
そうなってしまうと、こちらとしてもどうしても検索順位を出していく必要があるわけで検索順位チェックツールのようなものを使っていくことになる。
基本的に使っているのは無料で使えるものばかり。現環境がWindowsなのでそちらで使えるもの。
GRC
インストール型。朝PCをつけたらとりあえず実行。GRCは老舗みたいで情報が多い。
無料で使えるけど登録できる検索ワードが10個になったのが痛かった。
Gyro-n SEO
オンラインで完結できるGyro-n SEO。たまにこけていることがあるが、放っておいても自動でチェックしてくれるので楽。毎日届くメールに目を通すだけでも結構十分。
検索結果プレビューで過去の順位と他サイトのランクが見られるのがありがたい。
(その時自分がどこにいたかだけじゃなくて、どのサイトがどこにいたかがわかる)
フリープランだと検索ワードを10個しか登録できないのが残念。
WordPressでブログを持っていたり、サービスや商品数が多くてページ数が多かったりすると、10個はあっという間になくなってしまう。
ブラウザ上ですべて完結できるのもあり、使用感はかなりいい。もし予算でるならGyro-n SEOの有料プランがいい。
SERPOSCOPE
SERPOSCOPEはWindowsでもMacでも使えて、サーバに設置もできるらしい。PCに設置していてもスケジュール機能があるので、PCが立ち上がっていれば勝手にチェックしに行ってくれる。データを3種類の形式で見ることができるのもいい。
無料で登録キーワード数に制限がないという太っ腹。
調子にのって検索ワードを登録しすぎると取得に時間がかかるが、放っておけばそのうち終わっている。今のところ本命。
※さっきブラウザ(Google Chrome)立ち上げてデータ見に行ったらerrorになった。
違うブラウザ(Firefox)だとつながったから、ブラウザの問題。というか、単純にcookieの問題だったので捨てたら直った。
もちろんSEOというものを軽視する気はない。
流入経路がいろいろ増えたにせよ、やはり検索エンジンっていうのはユーザーニーズを予測しやすい点でも、流入経路の一つの柱としても重要だ。
使うツールによって同じ検索ワードでも検索順位には結構ばらつきが出る。
これは見に行っているサーバの違いなんかがあるんだろうけど、日々チェックするうえで大事になってくるのは、ちゃんと継続的に定点観測できているかどうかなので、これと決めたツールできちんと追いかけていくことが必要だと思っている。